卒業サポートシステムについて
細則
平成21年9月1日 制定
第1条
WonderShip 卒業を迎える会員(卒業予定会員)自らの希望によって、あるいは、卒業会員と親しい会員(提案会員)の提案を受け卒業会員が同意することによって、本卒業サポートチーム利用の扉は開かれる。
(1)目的
(2)手順
1)卒業会員は、サポートリーダー候補者の同意を得た上で本会会員の中からサポートリーダーを選任する。あるいは、提案会員は、卒業会員及びサポートリーダー候補者の同意を得た上で、本会会員の中からサポートリーダーを選任する。
2)サポートリーダーは、その旨を船長、船長補佐に報告し承諾を得る。
3)サポートリーダーは、卒業会員ないし提案会員と相談の上、選任される会員の同意を得て、必要と思われる本会会員の人員で構成される卒業サポートチームを編成する。
4)サポートリーダーは、卒業会員の意思を尊重した上、卒業サポートチームの編成を船長に報告することができ、また、航海会議の承認を経て、WonderShipとして後援するサポートチームとすることができる。
(3)運営方針
1)卒業サポートチーム稼働を公開するか否かは、卒業会員の意向を尊重する。
2)卒業サポートチームは、卒業会員の意思、願望を尊重し、少しでも多くの安心感を得られるように、また卒業会員からの要請事項を可能な限り実現させるために尽力する。
3)サポートリーダーは、卒業会員の意思を尊重した上、サポートの状況について、航海会議ないし例会において報告し、あるいは、他の会員の助言を受けることができる。
4)卒業サポートチームメンバーは、卒業会員の要望に添って、守秘義務を遵守する。
第2条 本細則の改正は、航海会議の承認を得なければならない。
付 則 この細則は平成21年9月1日より実施する。
補足説明文
【卒業サポートチーム細則】について、会員情報キャビンで、その原案を作詞するに当たっての背景をご説明いたします。
Wonder Ship 最初の卒業を迎えられた木原文男卒業生が現役の折から、ご本人もこのようなチームを作る価値を感じて、その立ち上げを望まれていた経緯がありました。
今、振り返れば、そのような状況下において、このチームの存在が、本人に大きな安心感を与え、信頼できるチームに遺言も託して、闘病に集中できたと感じました。卒業後も、遺児との交流も続いており、改めてチームの存在価値を感じるに至り、生涯の会、Wonder Ship が有するべき、一つの大切な機能として、企画を始めました。
現在、事例は一つだけです。元来、突発的な状況(事故等)は、想定していませんが、今後の課題として、事例を重ねる中で、研究されこともあるかと感じています。
また、視点は異なりますが、卒業論文(遺書)、生前のビデオ作成なども、今後の検討課題として、取り組む価値があるかも知れません。
Wonder Ship が、他に例を見ない、本【卒業サポートチーム細則】を有することが、会員が、改めて、自らの人生を考える一つの契機になることを願って止みません。