ワンダーシップとは

設立趣意

不惑の年が近づくと、人は自らが歩んできた足跡に問いかけ始める。ある人は溢れる充実感の中で、ある人は絶望の淵で、それでもこれからの生き方に思いを巡らせる。

そんなとき、「青春」の意味を問う古びた一編の詩が永遠の真実を教えてくれている。

人生の折り返し地点を行く我々にとって、今必要なのはステイタスのゴールでは無く、輝ける新たな未来を切り開くためのスタートラインなのだと。

永遠に理想を追い求める者たちが集える場所は、例えば一艘の帆船の上がいい。遙か彼方で光り輝く水平線を目指し、共に航海を続けよう。

とうとうと続く歴史の中、無限の宇宙の片隅でこの世に生を受け、同じ時代に同じ地域に生き合わせた奇跡に感謝し、社会のために、余すところなく生命を燃焼させその恩恵に報いんとするために、11名の同志とともにここに青春の会「Wonder Ship」を創設する。

平成18年11月6日

舟の画像

青 春

サミュエル・ウルマン
(山本 守 訳詩)


青春とは

人生におけるある一定の期間のことをいうのではなく
心の状態のことをいうのだ

言わば
張りつめた意志 イマジネーションの質の高さ
感受性の強さ 臆病心を払拭する勇気
惰性から一歩踏み出す冒険意欲があるかどうかだ

理想を失えば人は老いる
歳月は皮膚を萎えさせるが 失望は心を萎えさせる

悩み 疑い 自信喪失 恐れ 失望・・・・・・・・
積み重ねるほど人はうなだれ
前向きな心は 塵芥のごとく風化する

70歳だろうが16歳だろうが
人は”Wonder”な存在に吸い寄せられる
星 または 星のような輝きを放つものや思想
疑いようもないミステリーの謎解きの誰何に
甘いときめきを覚える
次から次へと旺盛に湧き出る子供のような好奇心
これぞ人生の喜びや楽しみそのものとは言えまいか

信念があればあるほど若く
疑惑があればあるほど老いぼれる

自信を持てば持つほど若く
心配すればするほど老いぼれる

希望があればあるほど若く
失望すればするほど老いぼれる

大地から 仲間から 宇宙から
君の魂が
美の賞賛や勇気や雄大さや力強さのメッセージを
受け止め続ける限り
君は若くあり続けるのだ

さて それら全ての青春の条件を放棄し
心の中心部までもが悲観の雪や皮肉の氷に覆われたなら
人はさすがに老いぼれてしまうしかないのも事実・・・・・・
神よ 願わくばそんな彼らの魂をあわれみたまえ

船長紹介


第17代船長 近藤 勝彦

テーマソング

船は何時に出るのか?

(音声を再生するには、audioタグをサポートしたブラウザが必要です。)

作詞 木原文男
訳詞 井上和宣
作曲 山本 守

 入り江つつむ静寂  降り注ぐ星辰
 耳澄ませば 君の声が 今も問いかける
 「船は何時に出る……船は何時に出るのか?」

 行く手閉ざす暗礁  迫り来る荒波
 斃れるまで 已むことなき 君の信念
 「船は何時に出る……船は何時に出るのか?」

 風を興せ帆を張れ  栄光の旅路へ
 行く手遙か 希望の灯を 再び燃やせよ

 船は今こそ出る 船は今こそ出るのだ
 船は今こそ出る 船は今こそ出るのだ

ワンダーシップ賞

“Wonder”な功績を残された方に対し、「ワンダーシップ表彰」を行なう。
航海会議にてWonder Ship 授与審査をする。

ワンダーシップ賞受賞者一覧

パンフレット